最後に書いたのは今年の始め頃だったと思います。あれから為替は大波乱、クロス円を高レバレッジで買っていた方はロスカットになってしまったり、証拠金を追加したりと大変だったでしょう。
特に余裕資金の範囲を超えて運用していた方にとっては生きた心地がしなかったんじゃないかと思います。
私も2月にはポジションを減らしました。損失も出しましたが、利益が乗っていたニュージーランド円とトルコ円を売りまして、損失の半分くらいはなんとか利益で相殺しました。と言ってもやはりこれまで稼いでいたスワップ金利があっという間に飛んでしまったのは悲しかったです。
まぁ、相場ですから、何年かに1回くらいはこのくらいの相場はあるでしょうね。もっとも下落の激しかったランド円については電力不足問題や近隣諸国からの貧困層の流入問題などの影響で一時11円台まで下落し、肝を冷やしました。
ただ、為替ですから倒産はありえません。高値から30%も下がってきたらそろそろ長期投資で買いを入れておいても良いと思います。12円前後が目安ということになりますが、そこで怖くて投げてしまった人は大損、逆に買い向かった人は大儲けという図式がなりったようです。
やはり相場は心理戦です。怖くなったら大抵負けます。そんなことのないようにレバレッジは低く、資金も余裕資金の範囲でやるようにしましょう。
余談ですが、その後、ジェイエヌエス(fx-navi)という老舗のFX会社が行政処分で廃業になりましたね。私もトルコリラを買っていましたので、ことの成り行きはだいたいわかっていますが、相当悪質でずさんな経営をやっていたようです。
私は発覚したときはすでにポジションを手じまった後なので、被害はありませんでしたが、会社の不正で持っていたポジションを強制決済されるのは納得のいかないことですね。
FX会社は銀行や証券会社と比較して、まだまだ経営規模が小さく不安定な会社も多く存在します。
このようなことのないようにポジションはいくつかの会社に分散しておくのも自己防衛手段として重要なことです。今回は痛感しました。
(2008/06/03)